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第1回FIFAワールドカップは以後の大会と異なり出場権を賭けての地区予選は行われず、全てのチームは招待されて参加した。
船での長旅のためほとんどのヨーロッパのチームが出場を辞退し、開催2ヶ月前の時点でユーラシア大陸からの参加チームは1つもなかった。

13チームは4つのグループに分けられ1930年7月13日のフランス対メキシコ戦で幕を開けた。フランス代表のリュシアン・ローランが最初の得点を挙げた。
アメリカ代表のバート・パテナウデがアメリカ対パラグアイ戦で初のハットトリックを記録しチームも3対0で勝利した。

決勝戦はウルグアイが4対2でアルゼンチンを下し、会長のジュール・リメから優勝杯を受け取った。後にリメの功績をたたえて優勝杯は、ジュール・リメ杯と呼ばれるようになる。