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これまでの大会はヨーロッパ諸国と南米諸国がそれぞれの地域内の大会で優勝を果たしていたので、初の中立地開催となったこの大会が注目されたが、アメリカ大陸のブラジルが優勝した。
グループリーグではロシア対カメルーン戦でワールドカップレコードが2つも生まれた。ロシアの若きFWオレグ・サレンコによる「1試合5得点」の最多得点記録。スウェーデン戦でも1得点しており、計6得点でフリスト・ストイチコフと並び今大会の得点王となった。グループリーグで敗退したにもかかわらず得点王となったのは、ワールドカップの歴史の中でも彼だけである。
もう一つはカメルーン大統領の要請により引退からW杯限定で復帰したベテランFWロジェ・ミラによる「ワールドカップ最年長ゴール(42歳)」この二つの記録は現在も破られていない。

ラフプレーや故意犯的な反則が増加した前回大会を踏まえFIFAは「危険もしくは確信犯的な反則に対しては厳しく裁定するように」という異例の通達を出した。
その為警告数は前回の163から235と72件も増加した。