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大会は前回大会優勝のブラジル対スコットランド戦でブラジルの2対1の勝利で幕を開けた。「パリの悲劇」でアメリカ大会に出場できなかったフランスが、1978年大会のアルゼンチン以来20年ぶり史上7カ国目の初優勝を遂げた。
優勝候補と目されていたブラジル、フランス、オランダ等が順当に勝ち進んだ。バティストゥータ、シメオネを中心にしたアルゼンチンはベスト8まで進んだが、オランダ戦オルテガの退場により自滅。
一方でスペインのグループリーグ敗退や、クロアチアの躍進は観客に驚きを与えた。
またアンリ、トレゼゲを含めイングランド代表のベッカムやオーウェン、ブラジル代表のロナウド、イタリア代表のデル・ピエロ、スペイン代表のラウルといった初登場の若手が活躍した大会でもあった。

アジア勢は不振で4カ国いずれもグループリーグで敗退した。サウジアラビア、韓国は1分2敗、イランはアメリカに2対1でワールドカップ初勝利を挙げるも1勝2敗に終わりグループリーグで敗退した。
日本はこの大会で初出場を果たしたが3敗に終わった。